2018.08.31
塊根植物と秋
成長期を終え秋冬の寒さを感じる季節へ…
こんにちは。
少しずつ涼しく過ごしやすい秋がやってくる秋。
多くの塊根植物は徐々に冬支度を始めます。
冬の寒さに耐えボディーの水分・養分で生きる休眠期です。
まだ休眠期を迎えたことのないお客様もいらっしゃると思いますので、
今回は冬越しの方法をお伝えしようと思います。
そもそも休眠期とは?
塊根植物を育てる上で知っておかなければならない休眠期。
ざっくり夏型・冬型と呼ばれる2パターンにわかれ
・秋から冬にかけて紅葉→落葉し休眠期を迎えるもの
・春から初夏にかけて紅葉→落葉し休眠期を迎えるもの
それぞれの植物で耐寒温度が若干異なりますが、だいたいこのどちらかに分類されます。
特に夏型の取り扱いが多いので今回は夏型を中心にお話を進めていきます。
休眠を迎えるタイミング
夏型に分類される塊根植物はだいたい10月~11月にかけて葉を赤や黄色、オレンジに紅葉させたあと、
落葉し株のみとなり休眠期に入ります。
調子が悪くなった!枯れてしまった!
と焦る必要はありません、自然のサイクルです。
街路樹のイチョウやモミジが冬に木だけになるのと同じだと思ってもらえればいいと思います。
ただ庭木と違う所は水やりの仕方と管理する外気温。
休眠期を迎えた塊根植物たちは自身のボディーに貯めこんだ水分・養分で生きながらえるので、
水をほとんど必要としません、育ててる方は断水管理をする必要があります。
この時期に夏場と同じような水やりをしてしまうと根腐れし春の休眠明けを待たず株が腐ってしまいます。
※休眠期は絶対水をあげてはいけない!その認識は危険です✋
室内の暖かさで休眠しきれなかったり、
ボディーに貯めこんだ水分では冬越しに不十分だったりと、
植物は生きているわけですから絶対はありません。
何か植物に異変があったらその都度適切な処置をしてあげる必要があります。
特に実生株は水切れを冬場でも起こしやすいです。
株がぶよぶよしてきたり、シワが寄ってくるようなことがあれば
休眠期でも水やりをしましょう。
冬場でも植物の観察は必須です!
また、塊根植物は寒さに弱いものがほとんどです。
夏と同じ場所に置きっぱなしにしてしまうと寒さにあたりダメになってしまいます。
葉を落としたら室内に取り込み陽の当たる窓際等での室内管理に切り替えましょう。
休眠期だからといって光合成をしないわけではありません。
株をしっかり日光に当ててあげる事でボディーの葉緑体で栄養を作らせてあげましょう。
葉もなく動きもなくただただ見守る事しかできずなんだか不安になってしまいますが、
植物はゆっくり体を休め次の夏の成長期を迎える準備をしていますので、
気長に新芽の時期を待ちましょう。
実生株や発根管理中の活着前の株は冬越しの体力が付ききっていない場合が多いので
小まめにチェックしてあげましょう。
冬本番を迎える前に休眠期を知っておこう
植物に変化が現れる前に
その性質を知っておくことはとても大切なことです。
いろいろ書きましたが、休眠期は植物を動かす必要が極端に少なく、
管理に手間のかからない楽な時期です。
この時期にたっぷり植物を休ませて次の成長期を楽しみに待ちましょう^^
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