2018.12.06
冬のお庭 ~霜・雪対策~
冬のお庭、そのままで大丈夫?
寒さが厳しくなる季節、
雪の便りや霜が降りたとの話もちらほら耳にするようになってきました。
冬のお庭を他の季節と同じような環境にしておくと、
耐寒性の弱い植物やそうでない植物でさえも被害を受けてしまう可能性があります。
来春、華やかなお庭と共に春を迎えるために、
植物への対策をしっかりしてあげましょう。
霜柱や雪の影響
冬に土の表面で見かける霜柱、冬を感じさせてくれる雪。
どちらも季節の風物詩ではありますが、植物にとってはなかなか堪える自然現象です。
霜が降りると土の表面は凍った状態になります。
そのまま放置してしまうと根が凍結した状態ということになります。
雪が降り積もればそれもほぼ同じ状態です。
このままでは耐寒性に優れた植物でも寒さにやられてしまう可能性があります。
そこでご自宅でできる植物の寒さ対策をいくつか紹介したいと思います。
①直接風にあたらないようにビニール等で囲う。
冬の風はとても冷たくそれだけでも植物を痛めてしまう原因になります。
寒い気温と冷たい風で温度計より耐寒温度は冷え込む事も…
暖かい地域原産で鉢植えの植物なら室内へ取り込んだ方が良いです。
急な温度変化で逆に植物が弱る可能性があるので室内の温度には徐々に慣らすようにしましょう。
極端に暖かな場所を選ぶのではなく涼しい廊下に数日置いてから暖房の入ったリビングルームに移す事で環境に適応させることもいい方法です。
虫が付いていると暖かな空間で繁殖してしまう危険があるので取り込む前に害虫対策はしっかりとすることも必要です。
地植えの植物はそれが出来ませんので
その風から植物を守るために植物に直接防風対策としてビニールや麻布などで直接庭木を保護しましょう。
寒冷紗という名前でホームセンターにそれ専用の布も売っています。
覆うだけでも植物の体感温度はだいぶ変わります。
ビニールで覆う場合は風通しが極端に悪くなるので蒸れに注意しましょう。
①土の表面にマルチングをする。
霜対策として土の表面にマルチングをする方法があります。
ウッドチップやバーグチップ等のマルチング材を下草の間や庭木の根元にかけるようにして覆うことで直接雪が降り積もる事や、霜柱の発生自体を防ぐことが出来ます。
ものはお客様の好みのものを選ばれるといいと思います。
土が露出しているより見栄えが良くなるので寒さ対策としてだけではなく見た目の良さでもおすすめの方法です。
ちなみにmana’s farmではピートモスを多くマルチング材として使っています。
マルチングをすることで土の渇きも遅くなるので水やりも必然的に少なくなります。
冬場はとくに水やりが少なく済む時期なので水のやりすぎには注意しましょう。
何よりも大切なのは植物とお庭の環境を知る事
今回は庭木の冬支度についてお話しました。
お庭に同じものは一つとしてありません。
同じ植物を植えたとしてもお庭自体の風通しや日照条件等で環境は違います。
お庭に植わった植物たちの基礎知識(耐寒温度や成長期、原産国など)
お庭の環境をある程度把握しその環境にあった対策をしてあげましょう。
手間をかけた分植物は応えてくれます。
寒さに耐えたお庭は見頃の季節にその良さを存分に発揮してくれるはずです。
花や若葉を楽しみに冬を降り越えましょう。
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