2019.05.14
亀甲竜を育ててみよう♪
人気のコーデックス 亀甲竜
亀の甲羅のような塊根部からギャップの激しいハート型の柔らかな葉をツル状に伸ばす亀甲竜(=キッコウリュウ)
亀と竜、うまく例えたなぁといつも感心してしまう和名です。
英名は ディオスコレア エレファンティペス(アフリカ亀甲竜)
ほとんどの方が亀甲竜でご存知だと思います。
今回は亀甲竜について掘り下げてみようと思います!
亀甲竜の基礎知識と育て方
南アフリカ原産の塊根植物である亀甲竜。
当店で取り扱う亀甲竜はアフリカ亀甲竜と呼ばれるもので、
よくメキシコ亀甲竜とどっちですか?と聞かれますが、
2種は違う品種となりますので育て方も変わってきます。
アフリカ亀甲竜は冬型コーデックスと分類され、秋から春に成長期を迎えます。
春から秋まで成長する塊根植物を夏型コーデックスと呼ぶのに対して
亀甲竜は反対の季節に成長期を迎えるわけです。
ほかの塊根植物が休眠中の少し寂しい季節に葉を茂らせ元気な姿をみせてくれるのはいいですよね^^
休眠期は意外と短く4月下旬から6月下旬くらいまで。
2カ月ほど休むと秋を待たずして葉を伸ばし始めることが多いです。
ですが暑さは若干苦手、直射日光も蒸れと根腐れの原因になるので
半日陰の屋外又は屋内の明るい場所で育てます。
冬成長期を迎えると言ってもさすがに外気には耐えられないので
屋内に取り込むことは忘れずに☝
他の夏型コーデックスを屋外管理へ移行するタイミングで一緒に出してあげましょう。
水やりは成長期は他の塊根植物と変わらず土が乾いたらたっぷりと。
休眠期はほぼ断水、2か月程度ですので新芽が出ないうちは控えましょう。
亀甲竜はお椀型の塊根部に対してらせん状に根を張ります。
その根が水を吸おう、根を伸ばそうと成長する過程で、
塊根部が外へ外へと引っ張られて表面に割れができ、あのユニークな亀のように塊根部が変形していくのです。
成長点(ツルの根元)は引っ張られることで溝の様にくぼむことが多く、
そこに水がたまると腐りの原因になるのでたっぷり水やりをした後そこだけは水を取り除いてあげましょう。
ティッシュで吸ったり、フゥっと息で吹き飛ばしてあげると簡単に取り除けます。
ツルが長く伸びるので支柱をしてあげる事も大切です。
自由に伸ばすのもアリですが、あまりに伸ばし過ぎると他の植物に絡んだり
重さに耐えられず根元からツルが折れてしまったりちょっとしたトラブルになりえます。
また成長点をふさぐようにツルがかぶさってしまうと水がたまり腐れの原因になるので要注意です。
伸ばすなら支柱を、支柱の見た目が好みでないならある程度の長さで剪定してあげましょう。
実生2年経った亀甲竜実生
亀甲竜は現地では塊根部の半分ほどが埋まった状態で生育しています。
塊根部が直射日光に当たらないようにするためです。
日本で管理する時にも直射日光を避けて涼しい半日陰で管理しましょう。
蒸れに弱いので風通しマストです!
ゆっくりボタニカルライフを楽しもう♪
他の塊根植物と同様か、それ以上成長が遅い亀甲竜。
ですが国内で実生された小さなものでしたらその塊根部の成長も垣間見ることが出来ます。
植物の成長を感じられることはとても楽しい事です。
ぜひお客様の元でこの可愛らしい亀甲竜を育ててみませんか^^?
店舗には実生株も含め様々なサイズ、タイプの亀甲竜を随時取り揃えております。
気になる方は是非店頭へ足を運んでみてください!
この記事で分からなかったこともスタッフに直接聞いていただければ
その場でお答えいたします^^
ご来店、お問い合わせをお待ちしております。
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