2021.09.19
アガベの発根管理~土耕栽培編~
皆さまこんにちは。
マナズグリーンSTAFF のしゅんです。
待ちに待ったAgave Dayが昨日から始まりました!
店舗に直接足を運んでくださった方はもちろんの事
ネットを見てくださった方々もお家で楽しんで頂けているんじゃないでしょうか?
今日を入れてあと2日。
まだまだ見たこともない、かっこいいアガベを見ていただけるので、
お近くの方は是非お越しください!
さて、2日間に渡りアガベについての記事を書いてきましたが
今日はいよいよ発根管理方法をご紹介していこうと思います。
第一回目は株の選び方編
https://manas-green.com/news/6141bd21edf49f0b188424a3
第二回目は植え込み前の処理編
https://manas-green.com/news/61431534a10275047368efa9
第二回目まででもかなり発根の確率は上がっていますが、より確実に発根させたいという方に
是非見ていただきたい頂きたい内容となっております。
それではいきましょう!
1,土づくり
植物が心地よく生活できるように、まずは環境作りから始めていきましょう。
基本的にアガベは乾燥した地域に自生しているため、すぐ乾く水はけのよい土を使っていきます。
小粒の赤玉や鹿沼などを混ぜた用土に軽石を少し入れると、1日で乾く土を作ることが出来ます。
軽石のみでも育成が出来るほど乾燥した場所が大好きなアガベですが、
発根管理となると、用土を少し湿らせる必要があり
保水性と排水性のバランスがいい赤玉土を多めにした用土を使うと発根させやすいので、是非試してみてください!
2,鉢選び
次は発根管理に適した鉢選びです。
”土づくり”でも書いたように、土はすぐに乾かしたいので
アガベに対して少し小さめの鉢が発根管理には適しています。
単純に用土の量を少なくして、乾きやすい環境にするという戦法です。
ただ、発根してからの根のスピードは速いので
下や上から根が飛び出てきたら、大きめの鉢に植え替えましょう。
3,置き場所
季節ごとに置き場所が少し異なるので、簡単な注意点などもご紹介します。
真夏は、直射日光の当たらない明るい場所で管理します。
根っこが生えていない株は、直射日光に弱く
大事な葉が焼けてしまう可能性があるので、風通しの良い半日陰をおすすめします。
真夏の熱せられたコンクリートに直置きをしてしまうと
鉢内が蒸れて根腐れしてしまう原因となってしまうので注意しましょう。
比較的暖かい、春や秋は日光の良く当たる風通しの良い場所で管理します。
鉢内の温度を上げることが重要なので、黒のプラ鉢に日光を当て鉢内の温度を上昇させて発根させます。
冬も同様、鉢内の温度を上げるために、黒のプラ鉢に日光を当て鉢内の温度を上昇させて発根させます。
しかし、外には置けないので20℃前後をキープできる室内で管理しましょう。
日陰であれば数カ月そのままの状態でいてくれるので、無理に発根管理するより
真冬は根の動きが遅いので、抜き苗の状態で保管するのも一つ手かもしれません。
4,水やり
皆さんが一番気になっているであろう水やりの頻度ですが、
基本的に発根管理は一定期間、土を湿らせた状態をキープさせます。
ここまで書いてきた「土づくり」「鉢選び」「置き場所」を実践して頂ければ
1日で乾くような環境に出来ているかと思います。
お水をあげてすぐに乾かし、またお水をあげる
このサイクルを繰り返すことによって、発根が促されるという仕組みです。
すぐに乾く環境にすることによって、水やりの頻度が上がり
サイクルの間隔を短くすればするほど、経験上すぐに発根してくれると感じます。
葉にハリが出てきたり、動き出して来たら少しづつ水やりの頻度を抑え
辛めに管理するようにします。
この工程を繰り返せばほぼほぼ発根してくれます。
それでも発根してくれない株には最終手段があるので
次回ご紹介していこうと思います。
是非ご覧ください!
最後までご覧いただきありがとうございました。