2021.09.17
抜き苗アガベの発根管理~植え込み前の処理編~
皆さまこんにちは。
マナズグリーンSTAFF のしゅんです。
過去最大数のチタノタやオテロイが並ぶイベントが2日後にやってきます。
しかし、今のご時世なのでなかなか家から出れない方や
遠方の方、すでに予定が入ってしまっている方など
見に行きたいけど行けないというお客様が多いのではないでしょうか?
そんな皆様でも楽しんでいただけるように、18日の11時からオンラインストアにてアガベのWeb販売をさせていただきます!
ブラックアンドブルーや白鯨はもちろんのこと、なかなか市場には出回らないシーザーなど、アガベ好きがうなるラインナップ!
すでにいくつかご覧に頂けるのでこちらからご覧ください。
https://manas-green.com/?category_id=602f535b6728be4d581d8ce4
初めての方にも抜き苗アガベをチャレンジして頂きたいということで、前回は抜き苗アガベの選び方をご紹介しましたが、、、
https://manas-green.com/news/6141bd21edf49f0b188424a3
お気に入りのアガベを選んだあと、気になるのは発根管理の方法。
発根管理ってなに?
植え込み前にすることは?
発根管理はどうやってやるの?
なんだか難しそうでチャレンジできなかった方も多いのではないでしょうか?
最初にこれだけ言わせてください、、、
抜き苗アガベの発根管理はとっても簡単。
経験上95%以上は発根させることが可能なんです。
たしかに、植物の事なので「100%発根します!」ということはありません。
しかし、株選び、植え込み前の処理、発根管理などを適正に行えば90%以上発根させることが可能なんです!
そこで今回は!植え込み前の処理方法を簡単にご紹介いたします。
植え込み前の処理次第で発根の確率や今後の育成スピードも変わってきますよ。
それでは行きましょう!
ステップ1 根の処理
海外からやってきたアガベは、茶色い枯れた根がついている場合があります。
【根腐れ】という言葉をよく聞くと思いますが、この枯れた根を残したまま土に植え込むと、鉢内の通気性が悪くなり根腐れを起こしやすくなってしまうのです。
なので必ず古い根はカットしておきましょう。
これだけでも十分ですが、稀になかなか発根してくれない株もあり、その場合は生きた繊維が出るまで株の根の生え際をカットすることがあります。
思い切って切ってしまうのもいいかもしれません。
ステップ2 乾燥させる
古くなった根をカットしただけであればそのまま植え込みをしても問題はありませんが、生きた繊維が出るまで株の根の生え際をカットした場合。
傷口から菌が侵入し、腐りが広がってしまう可能性があるので数時間乾燥してからの植え込みをお勧めします。
また、殺菌剤を塗ると菌の侵入をより防げるので、心配という方は切り口に殺菌剤を塗るのもお勧めです。
ステップ3 発根剤
あまり必要はありませんが、発根管理が簡単なアガベでもなかなか発根してくれない株もあります。その場合、発根剤を塗るのもお勧めです。
発根剤とは発根を促進させる植物ホルモン剤のことで、発根作用が著しく促進されて、活着がよくなり、その後の生育が非常によくなります。
経験上1回で発根することがほとんどですが、この3ステップを繰り返すことでほとんどのアガベを発根させることが可能です。
いかがでしたでしょうか?
今回は、植え込み前の処理方法をご紹介してきましたが、次回はいよいよ発根管理方法を書いていこうと思います。
是非ご覧ください!
最後までご覧いただきありがとうございました。