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2021.09.25

【これが徒長の原因】正しい管理と育成方法

皆さまこんにちは。
マナズグリーンSTAFF のしゅんです。

 

前回は【根腐れ】についての記事を書いてきましたが、

【枯らせてしまう原因№1】根腐れ回避方法

 

今回は、【徒長】について詳しくお伝えしていこうと思います!

 

徒長とは?

植物は基本的に太陽に向かって成長していきます。

しかし、その太陽が当たらなくなってしまうと

光を求め上へ上へ間延びしながら伸びていってしまうのです。

この間延びした、だらしない姿になってしまう現象を【徒長】と言います。

植物の反応としては正常ですが、観葉植物としておくのであれば

引き締まったかっこいい姿であってほしいですよね!

特にアガベは徒長してしまうと、かっこよさが激減してしまうので

しっかりと日光に当ててあげましょう!

 

アガベやユーフォルビア、多肉植物などが特に徒長しやすく

かっこいい姿でお迎えしたのに、いつの間にかだらしない姿になってたという方も多いのではないでしょうか?

 

どうしても形をキープできない。。。

枯らさないけど、伸びてしまう。。。

ひょろひょろと弱弱しい見た目に。。。

 

そのようなお悩みを持つ方は是非見ていただきたい内容となっております!

それでは行きましょう!

 

症状

1、葉と葉の間隔が広い

2、ひょろひょろした枝や幹になっている

3、間延びして形が崩れている

4、自力で立てない

5、葉が薄く長く伸びている

6、組織に密度がスカスカになり葉や幹が柔らかくなっている

 

【徒長の原因】

植物を育てるときのポイントは「」「」「」「

このどれもが大切な役割があるので、4つのポイントを押さえながら説明していきます!

徒長の原因はこれ1つ!ということはなく

たいていの場合はこの4つのバランスが崩れることによって起きてしまいます。

ポイントを押さえれば簡単に対処できるので、メモの用意をお忘れなく!

 

1、水のやりすぎ

必要以上の水やりにより、徒長してしまう可能性が多い気がします。

根腐れ】をご説明した時の内容と同じで、多肉植物や塊根植物は

水を辛めに管理した方が健康的に育ってくれるんです。

 

おなか一杯の子にご飯を無理やり食べさせたら

「もー無理だ」と言って根腐れしてしまうか

「まだまだ食べれるぜ!」と肥満になって徒長してしまうかの2パターンです。

 

植物の身体はほとんどが水で構成されているので

観葉植物などの葉物は毎日お水をあげても大丈夫ですが、

塊根植物や多肉植物は水を身体に蓄える性質があるため

必要以上の水を摂取すると身体が膨張し間延びして徒長してしまうのです。

 

むしろお水は限界まで辛めに管理し、げっそりしたところで水やりをすることによって

ぷっくり元気な幹、葉になってくれると感じます。

 

植物を毎日可愛がりたくなる気持ちを抑え

出来るだけ厳しく接してあげると徒長を防げるので、

毎日様子を見てあげて、植物が出すsosに気づいてあげましょう。

 

2、風通しの悪い場所で管理している。

風通しが悪いと土が乾きずらくなり、結果として根腐れや徒長の原因となってしまう。

実はそれだけではないんです。。。

なんと、植物は風を受けることによって成長ホルモンを分泌するらしく

そのホルモンは菌やカビの増殖を抑え、徒長を防ぐ効果もあるそう。

 

ホルモンって動物だけが分泌するもんだと思っていましたが

植物も分泌するんですね、、、

 

ただし風の種類も注意が必要で、人工的な風ではそのホルモンが分泌されないので

出来るだけ自然の風に当ててあげましょう。

 

エアコンや室外機の近くに置いている方は、もしかしたらそれが徒長の原因かもしれません。

サーキュレーターなどで空気を循環させることによって虫予防にもなるのでオススメです!

 

3、水はけの悪い土を使っている

3日以上経っても乾かない土を使っている方も注意が必要です。

出来れば1~2日で乾く土が望ましく、水はけの悪い土を使っている方は植え替えをおすすめします。

 

ハウスで管理している株などは水はけの悪い土を使っている場合があり

理由としては、ハウス内は人工的に温度や湿度、風をコントロールできるのに加え

大量に植物を扱っているため水やりの頻度をコントロールすることが必要なのです。

そのため、ハウス用の乾きずらい用土に植えられていることが多いので

その土のままご自宅の環境で育成をすると、土が乾きずらいということが起こってしまいます。

 

なので、お店で購入後ご自宅の環境に合わせた用土で植え替えをするのが理想ですが

園芸店などにも多肉用の土が販売されているので、是非お試し下さい。

後日、【用土】についての記事も書く予定なのでお楽しみに!

 

4、日光不足

多くの原因は、水のやりすぎ+日光不足のダブルパンチで徒長してしまうパターンが多い気がします。

特に水やり直後は、成長が促され太陽へ向かって伸びようとする性質が働くので

そんな時に光が当たらない場所に置いておくと、光を求めて上へ上へと伸びていってしまうのです。

 

なので日当たりの悪い場所や室内で管理している場合は、できるだけ明るい場所で管理するといいですが

お家の環境によってもできる、出来ないがあると思うので

その場合は水やりをコントロールすることによって徒長を防ぐこともできます。

 

特に多肉植物は葉焼けをしてしまう可能性もあるので、室内に置いている方も多いと思いますが

水やりの間隔を今まで以上に開けて、水やりをした日から2日以上は風通しの良い明るい場所で管理することによって

徒長をしずらくすることも可能なので、是非お試しください。

 

5、肥料過多

水のやりすぎと同じような理由ですが

栄養を与えすぎてしまうと一時的に勢いよく成長してしまい

日光不足や風通しの悪さも重なり徒長してしまう可能性があります。

 

なので使用量法を守り、成長期のみに使うなどの縛りを作ることによって防ぐことが出来ます。

緩行性肥料を使うと肥料焼けの可能性を下げることもできるのでオススメです!

 

徒長を防ぐには?

ここまで徒長の原因をご紹介いたしましたが、

」「」「」はコントロールできるけど

」って天候に左右される分コントロールしずらくないですか?

 

自然が作る天候は運任せ。

梅雨の時期は1週間~3週間雨が続くなんてことも、、、

 

お部屋の中で管理できればいいけど、光を必要とする植物

」「」「」は管理できてもさすがに「」は無理だよ。。。と思っている方

諦めないでください!

 

お部屋で育てる必需品”植物育成ライト“があるんです!

 

 

植物育成ライトって何??という方向けに簡単にご説明しますと。

日光の代わりとして、日当たりの悪いお部屋や室内観賞用に作られたライトの事で、

従来は農園や植物栽培工場などで日照不足の解消や成長促進用に使用されていましたが

最近では家庭用の植物育成ライトも増えてきています。

 

普通のLEDライトとは違い、太陽光に近い波長を使用し

植物育成に必要な可視光線である赤色と青色の光をバランスよく発光させ

植物の成長を促す専用の育成ライトの事です。

 

 

これがあれば室内で管理することが難しかった植物でも

徒長させることなく育てることが出来る優れもの。

スポットライトのタイプなのでインテリアとしても大活躍してくれます!

 

 

植物育成ライト】については後日記事にもする予定なので是非ご覧ください!

 

いかがでしたでしょうか。

根腐れの次に厄介で、初めての方が起こりやすい現象の【徒長

植物を育てる上で「」「」「」「」のバランスが大事ということがわかって頂けたのではないでしょうか?

 

」は植物育成ライトなどでコントロールすることによって徒長や根腐れを防ぐことが出来るので

一家に一台あると便利かもしれませんね。

 

徒長の原因】だけでもよく読み、実践することによって予防もできるので是非お試しください!

少しでも皆様の悩みが解決されたら嬉しいです!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

素敵な園芸ライフになりますように。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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