2021.10.03
葉焼けの原因は?対処法は?
皆さまこんにちは。
マナズグリーンSTAFF のしゅんです。
台風も過ぎ去り、ぽかぽかと過ごしやすい秋の季節がやって来ます!
意外とこの季節は夏型、冬型ともに成長してくれるので植物lover達が待ちに待った季節かもしれませんね!
しかし、季節の変わり目は植物を育てる上で少し注意しなくてはいけません。
人間も急な環境の変化で体調を崩してしまうように、植物も環境を少しづつ慣らしていく必要があるんです!
そこで今回は、特に季節の変わり目で気を付けておきたい
葉焼けにフォーカスして注意点などをご紹介していこうと思います。
【葉焼けとは?】
日光の当たりすぎによって葉の色が変色してしまう現象のことを言います。
何日もかけて焼けることもありますが、ほとんどの場合1~2時間という短い時間で焼けるので
事前の対策をする必要があります。
特にアガベは、辛めに水管理をしているので
葉の水分量が少なく、焼けてしまうリスクが高くなっています。
少し工夫をするだけで焼ける確率を下げることが出来るので
今回はそちらをご紹介していこうと思います。
【症状】
1、葉の色が白っぽく抜ける
2、葉の淵が萎んできた
3、部分的に黒く焼けている
4、褐色化して部分的に枯死してしまう
【原因】
1、日当たり
日光の大好きな植物ですが
大好きだからと言って直射日光の当てすぎには注意が必要です。
特に、観葉植物や一部の多肉植物は明るい室内でも育てることが可能なほど
弱い光を好む植物なので、真夏の直射日光などに当ててしまうと一瞬で焼けてしまいます。
直射日光でも大丈夫とされている植物でも
必要以上の強い光に当ててしまうと、細胞を破壊する働きが作用してしまうため
葉焼けを起こしやすくなってしまうのです。
2、水分不足
湿度の高い地域に生息している植物や何日も水をあげていない植物などが
葉焼けをしてしまう原因の一つに水不足があげられます。
葉物の植物は、葉っぱから水分が蒸発してしまうため
こまめに葉水を行う必要がありますが
乾燥している状態が続くと水分量が少ない部分から葉が焼けていってしまいます。
多肉植物などは葉がムチムチで水分を多く含んでいますが
かなり乾燥気味に育て、しわが出来るまで水をあげない株もいるので
水不足+日光の当てすぎによるダブルパンチで焼けてしまうことがあります。
3、温度変化
特に寒暖差が激しい季節に起こりやすい現象かと思います。
植物は基本耐えられる温度というのが決まっていて
そこより上回るもしくは下回ってしまうと細胞が弱ってしまい
その細胞が弱まった部分に強い日光を当ててしまうと簡単に焼けてしまうので
季節の変わり目、特に今の時期などは注意が必要です。
対処方法
1、光に慣らす
季節の変わり目は雨や曇りの日が多くなりがちですが
そこを過ぎればとてもいい天気がやって来ます。
植物にとっても嬉しいのですが
いきなりの直射日光は焼けてしまう原因でもあるのです。
人間もいきなり日焼けしてしまうと真っ赤になってしまいますが
徐々に焼いていくとこんがり小麦色になるのと原理は一緒で
植物も徐々に光に慣らしていく必要があるのです。
明るい日陰から、徐々に日が当たる方へ
日陰でも光合成はできているので
急がず、焦らずじっくり慣らしていきましょう。
光の強さを可視化できる照度計などもあるので
これを使えば間違いないですね!
照度計についての記事はこちらをご覧ください!
2、水やり
水やりをする時間帯にも注意が必要です。
日中、日光の一番強い時間帯はさけて早朝か夕方の
涼しく直射日光の当たらない時間帯がおすすめです。
特に葉っぱに水滴が残っていると
レンズ効果で健康的な葉まで焼けてしまう可能性があるので
葉水を行う際もこの時間帯に水やりをすると葉焼けを防ぐことが出来ます。
3、育成ライトを使う
光に徐々に慣らすことは分かったけど
太陽光だと難しいよという方には、育成ライトがおすすめです。
高さを変えれば光の強さも調節が可能ですし、毎日同じ光量で照らしてくれるので
管理がしやすいというメリットもあります!
照度計と併用すれば、お部屋の中で光に慣らして、直射日光に当てるということもできるので
どうしても焼きたくない!伸ばしたくない!という方にはオススメです。
いかがでしたでしょうか?
せっかくカッコイイ株なのに葉焼けをしたら悲しくなってしまいますよね。。。
葉焼けだけで済めばいいものの、そのまま枯れてしまうこともあるので
季節の変わり目には注意が必要です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
皆様の植物ライフの手助けになれば幸いです。