2021.11.14
冬越しに温室は必要?
皆さまこんにちは。
マナズグリーンSTAFF のしゅんです。
前回は、【夏型塊根植物】冬の管理方法をご紹介しましたが、
冬の管理方法と言うと少し難しく聞こえてしまうかもしれませんが
初めて植物の越冬を経験する方でもできるようにわかりやすくご説明しています。
まだ見ていないという方は是非ご覧ください!
そして、こういった話題の時は必ずと言っていいほど
「温室は必要ですか?」というご質問を多く頂きます。
正直、住んでいる地域の環境や育てている株によってさまざまなので何とも言えませんが
皆さんが気になっている温室は必要なの?という疑問について今日は書いていこうと思います!
それでは行きましょう!
「温室とは?」
内部の温度を一定に保てるようにビニールやガラスで建てられた建物の事を指します。
簡易温室は、ビニールや保温効果の高いアルミシートなどで簡易的に作られた家庭用の温室を指します。
太陽光やヒーターなどで内部の温度を上昇させ
寒い地域や時期でも植物の成長を促し栽培できるというメリットがあります。
最近では簡易温室を自宅で自作する方も増えてきており
温室だけであれば比較的低コストで作成もできるのでオススメです。
「温室が必要ない人」
・根がしっかり張った健康的な株を持っている。
健康的な株であれば寒すぎない環境に置いておけば大丈夫だと思います。
地域にもよりますが、お部屋の中が10℃以下にならなければ必要はありません。
10℃前後だとかなり寒いので、暖房をつけると思いますし
東京都内であれば20℃前後の室温だと思うので、特に温室が無くても越冬は可能です。
・落葉し休眠した株を持っている
休眠している株であれば過度に保温する必要が無いので管理も楽です。
逆に温室内に入れて保温してしまうと季節を勘違いしてしまい
休眠から覚めてしまうことも考えられます。
暖かすぎない、人間が心地いいと感じる温度で越冬させましょう。
「温室が必要な人」
・実生株を育てている人
特に発芽させてから半年以内の実生株を持っている人は、温室があると管理がしやすいかもしれません。
品種にもよりますが、少しの寒さでやられてしまう株も居るのでまだ小さい株は注意が必要です。
お部屋の中の温度を上げることが出来れば必要ありませんが、暖房をつけっぱなしにするのが難しいという方もいますよね。
その場合は、育成ライトと簡易温室があるだけでも管理がしやすくなるのでオススメです!
僕も、ヒーターありヒーター無しの簡易温室をどっちも使っていますが
気温6℃の日、ヒーター無しの場合でも置き場所によっては20℃を超えることもできます。
もちろん半年以内の実生株は不安定なので、暖かくしていても枯れてしまう可能性は高いのですが
生存確率を上げる為にもあると便利かと思います!
・発根管理をしている人
当たり前かもしれませんが、発根管理をしている方もあると便利です。
高い温度を一定に保ってくれるというのは発根のスピードが変わってきます。
暖かい温度で成長が促されるので発根の確率も上がっていくんですね。
ただ、【発根確率UP】失敗しない抜き苗グラキリスの選び方!でも書きましたが
発根させるためには株のポテンシャルが8割を占めていると言われており、発根しない株はいくら手間をかけても発根しません。
逆に元気な株だと20℃以下の環境でも発根した!という話も聞くので、ポテンシャル8割というのはあながち間違っていないと考えています。
それでも2割は環境によって発根が左右されるので、最高の環境を整えるというのは決して無駄な事ではありません。
ただ一番大事なのは株選びだということ!
オンラインストアに掲載している抜き苗グラキリスは
スタッフが一つ一つ検品し「重量」「ハリ」の項目で基準をクリアしている株のみをアップしております。
常に状態が変化する植物なので、
ご注文いただいた商品が発送までに重量やハリがなくなってしまった場合は
発送前に一度ご連絡させて頂いております。
その場合、発送前であれば変更、キャンセルも可能ですので、安心してお買い求めください!
「最後に」
温室についてはかなり質問をいただくので
今回は、皆様が気になっていた部分を軽くご説明してきました。
簡易温室はあれば便利ですが、置き場所がないという方もいらっしゃると思うので
今後も温室なしの管理方法ほコラムにしていきたいと思っております!
また、温室を設置したいと考えている方に向けて
僕が実際に作った温室の作り方などもいつかコラムにしたいと考えております!
かなり低コストで作れてしまうので是非ご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
素敵な植物ライフになりますように。。。