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2021.11.19

【育てるにはどっちがいい?】直射日光?育成ライト?

皆さまこんにちは。
マナズグリーンSTAFF のしゅんです。

 

「カッコ良く育てるには直射日光と育成ライトどっちがいいの?」

最近、僕の元にはこんな質問が多く届きます。

 

自然の力か人間が作った人工の力か。

 

正直な話し自然の力には適わない、、、と思っていました。

しかし、最近の育成ライトは僕も驚くほどに進化を遂げていて

太陽光に近い可視光線を発光し、成長を促す育成ライトまで出てきているんです。

 

使い方によっては太陽光と同じような効果を得られ

お家の中でも好きな植物を育てながら鑑賞できるということで

育成ライトの需要がとても多くなってきています。

 

そこで今回は育成ライト、太陽光で育てるメリット・デメリットをご紹介していきます!

それでは行きましょう!

 

【直射日光】

・メリット

1、成長スピードが速い

直射日光はかなり強い光なので焼けてしまう可能性もあるのですが

パキポディウムやアガベなど比較的太陽光が好きな植物は

直射日光で育ててあげることによって早く成長する傾向にあります。

 

直射日光&雨ざらしで育てていた株(伊藤ハイブリッド)

 

温室内で育てていた株(伊藤ハイブリッド)

 

どちらもほぼ同じ時期に仕入れた株ですが

見ていただくとわかる通り、塊根部の大きさや張り、色が違います。

直射日光&雨ざらしで育てた株は根鉢に近い状態で成長のスピードが速く

温室内で遮光をして育てていた株に比べて2倍近い大きさになっているので

間違いなく直射日光のメリットと言えます!

 

2、強く育つ

”可愛い子には旅をさせろ”とはよく言いますが、植物も甘やかしすぎは厳禁です!

日本の環境に慣れていない株、輸入されて間もない株を厳しい環境に置く必要はないのですが

数年管理している株や実生株は直射日光&雨ざらしの方が強く育ってくれます。

 

もちろん焼けてしまったり、枯れてしまったり品種や個体によっても様々ですが

強い日差し、強い雨風、10℃以上寒暖差のある厳しい環境で育てられた植物は

日本の四季に順応し、少しの事ではびくともしない屈強なボディを手に入れることが出来ます!

 

・デメリット

1.焼ける、枯れる

これが最大のデメリットですね。。。

しっかりと根の張っている元気な植物でも直射日光によって焼けてしまったり枯れてしまう子もいます。

特に真夏の蒸れには要注意!日中の水やりは蒸気を発生させそのまま根腐れを起こしてしまう危険性が大です。

さらに直射日光下では水切れが激しいので毎日お水をあげたり、管理を怠るとシワシワになってしまう可能性もあります。

 

2、光を調節しずらい

太陽光で育てるのがいいというのは分かるけど

植物によって適した光量と言うのは決まっています。

 

もちろん季節によっても違いますし、毎日同じ光量が降り注ぐわけではありません。

天気の悪い日が続けば徒長しやすくなったり逆に強すぎると焼けてしまったり、、、

日光を当てられない環境など、育てる環境によっても様々

なかなかこの環境が整っている方が少ないかもしれませんね。

 

【育成ライト】

・メリット

1、お部屋の中でも育成可能
これが育成ライトを使う最大の理由だと思います。
天候が悪い時期は植物をお部屋の中に入れないといけないのですが
日当たりの悪い部屋だと徒長や根腐れの原因となってしまう為
なかなか植物に手を出せなかったという方も多いのではないでしょうか?

 

また、室内では育成が不可能とされていた植物でも
育てることが可能になったので、さらに園芸の幅が広くなったとも言えますね。

 

2、鑑賞用としても使える
せっかくお迎えしたお気に入りの植物を外に出していたら、なかなかゆっくり見ることはできません。
しかし、スポットライト式の植物育成ライトがあれば、お部屋の中で育てられるだけでなく
そのままインテリアとしてお使いに頂けます。

 

植物の陰影や緑の発色の良さをお家の中で観賞できるのは、植物loverの夢でもありますよね。。。

 

3、光の当て方、強さをコントロールできる
植物によって日光に強い弱いがあるため、外管理だと置き場所を工夫する必要がありました。
日光に弱い植物は葉焼けしてしまい、日光を必要とする植物は徒長してしまう
遮光ネットをしたり、直射日光に当たる場所を探したりといろいろ工夫されている方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、植物育成ライトさえあれば、自由にコントロールすることが可能なんです。
強さは、植物との距離で変えることが出来るためどんな植物にも対応することが出来ます。

 

・デメリット

1、お金がかかる

育成ライトは数千円~1万円前後まで幅広くあり中には安くても使えるライトもあったりします。

廃盤になってしまいましたが、IKEAの育成ライトは1000円台でも特に優秀でしたね、、、

 

アガベや塊根植物、その他日光が好きな植物はいいライトが必要なので大体6000円~15000円くらいかかります。

決して安くない買い物ですが、LEDライトなので数年間は使用することが出来ますし

大切な植物を枯らさず徒長させない投資だと思えばデメリットでもないのかもしれません。

 

【最後に】

今回は僕の視点から見た双方のメリット・デメリットをご紹介しました。

まだまだ見落としているところがあるかもしれませんが

個人的に育成ライトで管理するということはローリスク・ミドルリターンな気がします!

 

直射日光で育てるのはミドルリスク・ハイリターン

ご自宅の環境、植物とよく相談しながらどちらも試してみてください。

植物育成は日々探求!正解・不正解はありません!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

素敵な植物ライフになりますように。。。

 

 

 

 

 

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